大谷石材協同組合と平和観音

大谷石材協同組合ビル近景1

大谷地区にある、大谷石組合が入っているビルです。外壁は、大谷石です。大谷石細目コーピン仕上げです。玄関周りには、ポイントで帯状に赤御影調があります。

床は、R状に、かまちがあります。壁の両脇と中は、いも貼りで2階まで高さ150×900×30の石。中央は、うま貼りに300×900×30の石です。1Fは、事務所と会議室があります。

常時、事務方2名で業務に携わっています。大谷石組合員は、17会社あります。(採石場、加工場、施工会社など)

 

大谷組合ビル近景2左

左斜めから見た組合ビルです。左側面2階は、大谷石では、ないですが、1Fは、向こうまで大谷石です。植栽があります。きれいに調和されています。

大谷石材協同組合の主な業務は、労働安全や労働災害管理、再生可能な大谷石の保管、石粉の販売、宇都宮市や県などの整備事業での組合での工事、採石場跡地の埋め戻し、大谷地区発展のためのPR活動、組合員同士の親睦のための新年会、ゴルフ会、会議を開いての役員、組織運営、総会開催、決算報告、多種多様な仕事があります。ホサカ石材も組合員の1社ですが、組合運営、大谷石発展のための努力等には、感謝でしかありません。

組合左となりは、宇都宮市役所出張所

大谷街道を宇都宮駅から西に大谷に向かう途中に、左に入る信号があります。曲がったとたん、広い敷地ですが、そこには、広い駐車場と、建物3件が立っています。一つは、大谷石材協同組合。一つは、宇都宮市役所城山地区出張所、市民センター。あと一つは、足利銀行です。出張所と市民センターの建物の中と外にもたくさんの大谷石が使われています。なぜなら、ここの1km円内には、何か所もの大谷石採掘場があったからです。そして、この地区の住民は、大谷石とは、つながっているのです。そこは、地域町づくり業務、生涯学習、施設や図書の貸し出しなど、この地区の憩いの場になっています。

 

足銀玄関に大谷石?

大谷石協同組合の右隣に足利銀行があります。玄関口が二つあり、1っか所めの写真ですが、黒っぽいタイル状の細長い石が入口の両脇に貼られてあります。実は、大谷石なのです。なぜ黒いのか?それは、ゆうやく、つまり、うわぐすりを塗って窯で焼いたものなのです。せとものみたいに光っています。今は、焼いているところは、ありません。手間ひまがかかる、たいへん高価なものなのです。中待合室には、厚い大谷石のテーブルや大谷石のかたまりでできた椅子があります。

大谷平和観音1

前のブログで、ベルテラシェ大谷の最後に平和観音の遠景を載せました。頭の先からつま先まで出来上がっています。この写真は、作り始めてから肩くらいまで掘り下げた、大谷石を出荷した、そして彫刻した、段階の頃です。左側には、人がいて大谷石堀作業しています。山全部が大谷石でありまして、観音様だけを残して掘り下げていくのです。やまの頂上にもできあがった大谷石が積まれています。ここも全部いずれ採掘してしまうのです。

平和観音ひざまで

昭和23年(1948年)から始まった、平和観音を掘り下げ彫刻途中の段階です。観音様の顔も

さきほどからは、穏やかになりました。

現在の大谷平和観音

上から下まですべて大谷石、この場所にあったおおや石を彫刻した平和観音。少しだけ目を開けている観音様。戦没者慰霊と世界平和を祈念している。顔は、白粉をして綺麗に仕上がっています。高さは、27m。

天狗の投げ岩の昔

前のブログに天狗の投げ岩の現在の写真を載せました。これは、平和観音の手前70mくらいです。左には、線路があります。東武鉄道があったらしい。ただし昭和39年にトラック輸送の発展により大谷線は、廃止された。

 

 

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