大谷石細目割肌とコーピン使用焼肉店舗

 

正面からの写真

以前、当社ホサカ石材で大谷石細目を加工、製作した焼肉店に焼肉を食べに行きました。大谷石を外装と内装にふんだんに使用した店舗です。今回は、コースで注文しました。順番に出てくる出し方も演出があり、素敵です。夜、大谷石のライトアップも趣がありました。

 右側面からの写真

正面右側の部屋を用意していただきました。窓三つありますが、中からは、外が見えますが、外からは、あまり見えません。大谷石がライトアップされ、段違いが影になりゴツゴツ感が幻想的です。設計の意向で、あえて、段ちがいを取りませんでした。もちろん、段ちを取り除き、丸みをかもしだすこともできます。それによりあたたかみが出ると思います。アイデアは、無限です。

同じ角度から明るいときに撮影

夜見るのとは、見た目がことなり、昼まに見る大谷石は、ベージュのあわい感じがあり、落ち着きます。1階は、割肌、2階両側は、コーピン仕上げのたいらです。コントラストがいい感じです。割肌石厚は、60mm程度で、コーナーは、止め合わせしております。ただし、割肌どうしのトメによる段ちは、ノミで割って合わせています。

右側アップ写真

大谷石の大きさは、縦30cm横60cm程度で積み上げていきます。天井部分の最後の一枚で現場でカットしてぴたりに合わせます。ガラスをはさんで外と内を貼ります。割らないように気をつかって施工します。また表面の割肌のでっぱり部分がすくないのも、当社ならでは、の加工方法です。

左からの写真

玄関床は、黒御影石の磨き材を貼りました。黒石は、ライトを当てると鏡のように映ります。左右の大谷石が映り込み、温かみが出て迎えてくれます。

左側アップ

よく見ると大谷石割肌の柱のコーナーは、ひっこみ、でっこみでまっすぐに通ってなく、積み方も凸凹して雑に積んでいるように見えます。そこの感じが荒々しく感じ取れます。

左から近景アップ

奥行を見ると、ガラスをとうして外と中が一つの石のかたまり(無垢材)を積み重ねたように見えます。大谷石とガラスの相性の良さを引き出していると思います。

内部壁大谷石割肌

部屋の中の外面に接した窓3個の反対側の壁です。多少光の影が出ていますが、比較的明るいです。大谷石割肌の表情が良く見えます。なお、大谷石の細目を使用しているのでミソが少なく、それがボロボロと落ちることがありません。

中から外をガラス越に見る

大きな窓でなく小窓3枚に分かれているので外からの見えを見ずらくしています。しかし中から見ると外の地面からマンションの上部まで見え、部屋のきゅう屈感を消されているように思います。そして外の大谷石があえて、中からも見える感が何とも渋いです。

隣の席

さきほどの撮った写真から右斜めにターンした写真です。鳥の巣状の照明を受けて大谷石が、幻想的にランダムに影を映し出しています。しかしテーブルは、スポットライトをあびて明るいです。

隣の席から斜めに外を見る

この部屋は、4人用と6人用のテーブルがある個室です。今回は、嫁と2人で行ったので4人席でした。隣は、いませんでした。もし別なお客が来るときは、セパレートします。感染防止対策がしっかりしている店なので安心です。隣の席が空いていて焼き網にふたしてあり、オシャレにブリキの自転車が載っていました。アングルが良かったので大谷石割肌壁をバックに自転車を撮ってみました。

小窓を斜めからのみあげ

小窓をアップしてみました。鳥の巣照明で部屋は、少しくらいですが、大谷石にあてている間接照明の外のあかりが入ってきて明るいです。そして外も中も同じ大谷石なのに濃淡の色合いが出てます。光の当て方に技が感じられます。

小窓の角を見下ろし

椅子の後ろは、すぐ大谷石。一番近い目線になります。ごつごつした感じが、まじかに見えます。そして部屋に大谷石が同化して落ち着いた感じで食事できます。

大谷石の角及び表面の手触り感

直接大谷石割肌を触ってもなめらかでケガするようなことはありません。山の岩肌を触っているような自然な感じです。自分的には、心が、なごみます。

正面から外を見る

別な部屋の小窓です。開閉式の窓では、なく、空きませんが、空調及び換気扇等で空気の入れ替えをしています。大谷石のむこうに見えるのぼり旗の感染予防対策は、だてでは、ありませんでした。

焼肉開始

コース料理の中のメインのお肉が来ました。見た目もきれいで新鮮で肉腫表示もあり味も抜群でした。飲み物は、赤ワインで上質な肉とマッチしました。出てくるタイミングもばっちりでした。

通路パーテーション

個室部屋を出てトイレに向かうと店名のロゴがある大谷石のパーテーションが、あります。スタッフルームかな?めかくし壁としてもいい感じです。

通路左側大谷石コーピン仕上げ貼り

廊下を抜けると、左側に足元から天井まで大谷石細目コーピン仕上げの壁があります。目地なしで馬貼り(互い違いに)に貼ってあります。目地がないので大谷石300×900mmの1枚1枚は、強調されませんが壁1面が1枚物のような感じがあり壮大的です。

まとめ

大谷石細目は、室内で使用するのと外部で使用するのでは、色の変色具合が多少違います。雨、風、温度等の気象の変化条件の違いです。内部は、比較的白っぽく、外部は、黄色ぽく焼けます。ライトの具合でも雰囲気が変わります。大谷石を使い方によっては、このようになるのだと感心しました。この店は、何度か、利用させていただきました。週末には、なかなか予約が取れない店です。味よし、雰囲気よしサービスよしと至れり尽くせりです。大谷石の使い方がおしゃれな、焼肉店をお勧めします。記念日等プチ贅沢したいときにいかがでしょうか。誕生日とかをお伝えすると、ケーキをそろえてくれたりスタッフのパフォーマンスも見られますよ。